第28章

みんなが朝起きてくると、いきなり紬が――二階の手すりに、すっぽり挟まっていた。

おじさんたちの表情は、だいたいこんな感じ。

(⊙ˍ⊙)

そして。

神崎悠斗が遠慮ゼロで腹を抱えて笑い出した。

「ぷっ……ははは! なにそれ、バカすぎ!」

紬の頬が、かぁっと熱くなる。恥ずかしい。悔しい。

「笑っちゃだめ!」

紬は半泣きで、悠斗をにらみつけた。

神崎斗真は拳を口元に当てて、わざとらしく咳払いをする。

「……こほん」

けれど目の奥の笑いは、どう頑張っても隠しきれていない。

心配はしている。しているのに――

面白いものは、面白い。

本気で焦っているのは神崎聖子だけだった。声を...

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